星野 智哉
【資格】
日本FP協会認定 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券外務員資格
【経歴】
1987年、愛知大学卒業後、ブライダル業界に勤務し、営業、企画、接客サービスを担当。
バブル崩壊、ブライダルの価格破壊の波の中、自分が本当にやりたい仕事は何か?と自問自答し退社。
半年後、無認可知的障がい者通所授産施設で職員として働き始めるが、目標が社会福祉法人化にあったので、実現とともに次のやりがいを探し始める。
人の関わる仕事を継続的にサポートしたい、と2002年にAFPを取得後、どの金融機関にも属さない、
中立公正な独立系FPとしての活動を開始。
時代の変化に対して「お金の使い方」が重要になると『むだづかい』をテーマにした金銭教育特化型FP会社を2006年設立。
現在に至る。
【趣味】
自転車(モールトン他、数台保有)
バス釣り(トップウォーターが特に好き)
カメラ(なぜか家にゴロゴロしている)
━━━ 社長は様々な業種を経験してこられたそうですね。
- 大学卒業後就職したのは、ブライダル関係の仕事で、そこで衣裳展示会、ファッションショー、会報の原稿執筆、会員向けイベント企画、チラシ原案など携わり、13年ほど勤めました。その間には接客や営業なども経験させていただきました。
- そしてカッコよく言えば充電期間なのですが「自分自身に目を向け、自分は本当は何をしたいのか」を考えて、取りあえず退職。半年ほどフラフラ考えている時間をとった後、無認可の知的障がい者施設の職員として、新たな道を歩むことにしました。
━━━ まったく畑違いの業種ですが ...
- 私としては全く畑違いの業種を経験したという意識が実はありません。どちらも「人に関わる仕事」ですから。
- 職員と働くことを決めたときはちょうど、無認可施設を社会福祉法人の認可取得の為に親御さんがが奮起しておられました。私にも何かチカラになれることはないか、と思ったのがきっかけです。
- 職員となってすぐにホームページを開設、バザー、映画鑑賞会など企画して施設のアピールに努めました。
- 2年後、念願の社会福祉法人の認可を取得、私の役目は一段落したと思い、施設を離れることに決めました。そして、ファイナンシャルプランナー(FP)として、資格を取り、脱サラ、FP事務所を個人事業として始めました。
━━━ 今、振り返ってみて、どう思いますか?
- 2006年、株式会社ライフセンス・エデュケイトは、金銭教育に特化した会社を作りたい、との思いで設立しました。当時は学校などでファシリテーターのような形で、子どもたち対象に、と思ってました。しかし、今では逆に大人のための活動も多くなっています。会社として経験を積んで、今大切なのは「子供を育てる親の世代」なのだと、気づくことになりました。
━━━ 大人の金銭教育、どういうことですか?
- 子どもたちは学校と言う場所で勉強することが日常の生活になっています。言い換えれば勉強に慣れていると言うことなのですが、今では授業でも生活に関わる内容に触れることは多くなりました。特に小学校低学年では、その傾向にあります。
- しかし、その親の世代は小学校時代「道徳」の授業はあっても「生活」を授業で取り上げられることはあまりなかったと思います。受験勉強のための勉強をしていた学校も以前は多かったのではないでしょうか。
- ですから、今では子供は生活のための知識を、学校で習ってくる、あるいは気づいて帰宅するのに、親はそれを知らない、気づかない、というギャップが生まれ、家庭生活の中で親が子供に本来教えてあげられるべきしつけや、生活のことわりのようなものを、しっかり伝えられない、そんな弊害が出てきてしまったような気がしているのです。
━━━ 子供に負けている、ってことですか?
- 違います、勝ち負けではないですし、例えばお金のことであれば、ただ「お金の正しい使い方」について教わったことがない、と言うだけのことです。
- 大人は子供以上に大きな金額を動かすことが出来ます、逆に言えば銀行口座にお金があれば、使うことにあまり意識しない、ということです。子供はおこづかいの範囲でお金を使うことを考えますから、よりシビアなのです。その部分を親は理解して子供に接することが出来るのか?ということです。
━━━ だから、大人に対してのお金の講座が必要だと ...
- お金がすべてではないですが、FPなので、お金に注目をするわけですが、時代はずいぶん変わっていると思います。目に見えないお金も多くなりました。
- その社会の中で、安心はもちろん、幸せになることが当然生きている目標でもあります。それを実現するためのお金を通して見える生活感や、夢の叶え方についてお手伝いをしていきたい、今は、そう思って「仕事」をしています。
━━━ 夢の実現には、お金がすべてではないということですか。
- はい。
- 会社名がマネーセンスではないのは、実はそんなところに理由があります。お金は一部にすぎないのです。私を含め、FPはお金の話しか出来ないのではありません。ライフプランを見つめ、夢をかなえるお手伝いをするための資格だと思っています。多くの人が、そのサービスの利点を知り、気軽に利用する日が来るといいな、と思っています。
━━━ FPについて、少しわかった気がします。ありがとうございました。最後に一言。
- お金のことに悩んだら、ファイナンシャルプランナーにまず、気軽に問い合せてみることをおすすめします。いろんなFPがいるので、自分にあったFPを見つけて、夢を一緒に共有して実現出来る人を見つけていただくことがいいかと思います。
- 自分ですべて抱え込んで判断するよりも、考え方をアウトソーシングする、あるいは違う考え方の頭脳を持つ、のような考え方が身につけば、本当の安心や夢の実現は近くにあることに気づくことが出来ると思います。もちろん、私も全力で協力します!